lynch.

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「ヘヴィミュージックと美しいメロディの融合」
そんな言葉が易々とこのシーンに蔓延するようになってから
一体どれだけのアーティストが其れを成し遂げられただろうか。
時代の流れに溺れることなく、新しい輝きを生み出せたアーティストというのは
正直片手で数えても事足りる程しかいないだろう。
このlynch.というバンドは、その中でも特に強烈なアイデンティティを持つ
極めて貴重な存在であることを先に記しておきたい。

2004年に葉月、玲央、晁直の3人で結成されたlynch.は
卓越した演奏力と激しいサウンドを武器に、全国的にライヴ活動を展開。
2006年には新メンバーとして悠介が加入する。
音の色気、空気感、そして華やかなメロディ。
今のlynch.に欠かせない要素は、ちょうどこの頃から盛り込まれていったという。

そして2007年4月、メンバーが完全なる自信作と銘打ったアルバム「THE AVOIDED SUN」を完成させる。
断固たる「lynch.」というスタイルを確立した。
「激しさと美しさをただ闇雲に並べるだけではなく、互いを共存させたかった。」
これは葉月の言葉だが、この表現がlynch.の音楽を象徴していると言っても過言ではない。

目まぐるしく移り変わる楽曲構成にも関わらず、アンバランスさは微塵も感じられない。
全ての音が「意味」を持っている。
激しさと美しさ、どちらが欠けても成り立たない。実に大胆不敵な挑戦から生まれる絶妙なバランス。
この妙が「lynch.」という唯一無二のスタイルを生み出したのだろう。

しかし彼らの魅力は、楽曲だけではない。
そう、ライヴである。
ライヴこそが彼らの真髄であり、最大の武器なのだ。
メンバーとオーディエンスが一丸となって会場を揺るがしていく様は、観る者を圧倒する。
「会場にいる全員が主役」
lynch.の場合、このありふれた月並みな言葉にもリアリティを感じずにはいられないのだ。
そして彼らは、今も進化し続けている。
触れる度に衝撃を与えてくれる彼らが、今後どのように進化していくのか・・・楽しみでならない。

目を離している暇などないのだ。
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