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Billy Corganの新たな5人組、Zwanによる最近のパフォーマンスは、すべてのことがまさに時を得て起こっていることをさらに証明するものになった。 2000年のSmashing Pumpkins解散を、悲嘆に暮れた多くのファンがまるで極地の万年氷が溶けていくのにも似た喪失感をもって悲しんだ。しかし一方、愛されたバンドの遺灰の中からは不死鳥が甦ったのである。Zwanのシカゴでのデビューライヴは、Corganが極めてフレッシュで新しい段階に突入したことを証明しただけでなく、古いファンを喜ばせ、同時にアートロックのリーダーが新たなクリエイティヴィティをスパークさせたものだった。

新バンドのマテリアルの一部はすでにウェブ上で公開されており、いくつかの初期の演奏はムラの多いものだったと言われている(Corgan自身も未完成段階だと警告していた)。だがZwanは、彼らにとっては比較的親しみのある会場Double Doorで、完全に機能するユニットとしてエネルギーと自信に満ちた演奏を聞かせた。それどころかCorganの披露した新曲には、後期Pumpkins の一部の曲からは失われていた創造性さえ回復していることが感じられたのである。

Corganの他に、Pumpkinsからの居残りメンバーはドラマーのJimmy Chamberlinだけである。しかしニューサウンドの核となるコンビネーションは、Corgan、David Pajo(またの名をPapa M、元Slint、Royal Trux、Tortoiseその他多くのインディーズ・バンド)およびMatt Sweeney (Chavez)によるトリプルギター攻撃である。Paz Lenchantinがベースでサウンドの空間を埋め、Chamberlinとともにダイナミックなリズムセクションを形成している。バンドのサウンドはソリッドなオルタナポップの美学に根差しており、轟音のようなロックナンバーとよりソフトなエッジのバラードを聞かせている。とりわけ際立っているのが、 10分以上にわたる複雑なギターのタペストリー「Jesus, I」だ。また「Baby Let’s Rock」はストレートに観客を喜ばせるナンバーで、Bob Marleyの「Exodus」のカヴァーは心地よい驚きであった。「Love Lies In Ruin」も胸を打つ哀歌で、かつて檻の中のねずみになることを歌っていた男にしてはどこか不釣り合いな作品である。

この新プロジェクトに完全に生まれ変わったCorganが見出されるわけではないが、彼の過去の業績はまったく恥ずべきものではないので、それはかまわない。しかし、彼が自分のアプローチを見直そうとしていることは明らかだ。それだけでも、惰性で進むことが多すぎる現在の音楽シーンでは祝福するに十分な理由となる。しかしながら彼のファンにとっては、そのような力強さで彼が前進を続けている事実こそ、ずっと喜ばしいことなのだ。あとは彼の力で極地の万年氷を何とかできればいいのだが……。
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