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The KLF(Kopyright Liberation Front ザ・ケイエルエフ、直訳名:著作権開放戦線)はイギリスのビル・ドラモンドとジミー・コーティの二人からなるハウスユニットである。

アルバム『Chill Out』において「チルアウト」というジャンルを産み出し、また、次のアルバム『The White Room』から、「スタジアム・ハウス三部作(The Stadium House Trilogy)」と呼ばれるシングル3枚(「What Time is Love?」、「3 A.M. Eternal」、「Last Train to Trancentral」)をリリースし、ハウスシーンに大きな衝撃を残す。その反面、「著作権開放戦線」の名の通りに、無許可で他人の楽曲をサンプリングしてトラックを制作するなど、何度も問題を起こす人騒がせなグループでもあった。また、シンセサイザーを人差し指1本で弾くなど、演奏技術と楽曲レベルのギャップも驚きの対象となった。

ビッグ・イン・ジャパンのメンバーであったビルと、ブリリアント、ゾディアック・マインドワープ&ラヴ・リアクションのメンバーであったジミーが1987年にロンドンでヒップ・ホップ・プロジェクトThe JAMs(正式名称はThe Justified Ancients Of Mu Mu)を結成する。(このユニットではビルは「King Boy D」、ジミーは「Rockman Rock」と名乗っていた)同年にデビューシングル「All You Need Is Love」をリリース。この曲は、エイズの公共広告やビートルズ(「All You Need Is Love」)、サマンサ・フォックス(「Touch Me」)などを無許可でサンプリングしている。

その後、ファーストアルバム『1987(What the Fuck Is Going On?)』を出す。このアルバムの収録曲もそのほとんどが無許可でサンプリングされたものばかりであり、特に収録曲「The Queen and I」はサンプリングやカヴァーなどを許可しないことで知られるアバの「ダンシングクイーン」を無許可でサンプリングしていた。そのためアバのメンバーからクレームがつき、著作権保護団体MCPSから製造・販売中止の勧告を受け、アルバムの回収もしくは処分とマスターテープなどの引き渡しが言い渡される。そのため直接交渉しようとジミーの愛車(JAMsモービル、後述)でスウェーデンへアバに会いに行ったが会うことは出来ず、街にいた娼婦たちにアルバムをプレゼントしたり記念撮影したりした後、アバの事務所ポラー・ミュージックの前で「The Queen and I」を大音量で流す。その後、JAMsモービルに多く積まれていたレコード『1987』を途中で突っ込んだ畑で500枚ぐらい燃やしていると、それに気付いた農家が銃を発砲したため彼らはそのまま逃げた。さらにその後、帰りのフェリーから250枚以上のレコードを投げ捨てた。

その後」1987」の著作権に引っかかる部分を無音処理した『1987 (The JAMS 45 Edits)』を出す。しかし、処理された部分が多いためほとんど音がしないアルバムとなっている。
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