バイオ

プリンス(Prince, 1958年6月7日 - )はアフリカ系アメリカ人のポピュラー音楽のミュージシャン。本名、プリンス・ロジャーズ・ネルスン(Prince Rogers Nelson)。ミネソタ州ミネアポリス出身で現在に至るまで同地に在住している。1984年頃まで1961年生まれということにしていた。

1978年のファーストアルバム以降、ロック、ファンク、ソウル、ブルース、ジャズ、ニュー・ウェーヴ、ヒップ・ホップを自在に取り込んだ唯一無二のスタイルで音楽を創造しつづけ、第一線で活躍しながら多くの信奉者を生んでいる。ミネアポリスサウンドと呼ばれるムーヴメントの中心的存在。この先、何十枚でもアルバムを発表できるだけの楽曲のストックがあるといわれ、またどれほど優れた曲であろうともアルバムの流れから外れた曲は表に出さないという主義から、多大な数のブートレグを生んでいる。

1980年代を通じてプリンスのバックバンドとしてレヴォリューションが、1990年代からはニュー・パワー・ジェネレイションが存在する。プリンスは魅力ある女性を積極的に登用することでも知られ、シーナ・イーストン、キム・ベイシンガーやカルメン・エレクトラなどが挙げられる。その一方でマイルス・デイヴィスやジョージ・クリントン、ラリー・グラハム、メイシオ・パーカー といった著名なジャズやファンク系のミュージシャンとのセッションを行っている。また、マドンナ、アーニー・ディフランコ、グウェン・ステファニー や チャックDともレコーディングを行っている。

1987年には多くのファンが最高傑作として挙げることの多い、2枚組アルバム Sign 「☮」 the Times を発表する。本来は3枚組の Crystal Ball として発表されるはずだったこのアルバムは、ワーナー・ブラザーズとのコマーシャル的ないざこざから削られ、このサイズに落ち着いたという。なお、ツアーのライヴヴィデオをベースに作成された同名の映像作品が発売されている。プリンス関連の映像作品としての評価はもっとも高い。

1993年、プリンスはワーナー・ブラザーズと再契約を交わす。アルバム6枚分の長期契約であった。その契約金は、当時の音楽史上最高額となった1億ドル。さらにワーナー・ブラザーズの副社長の座につき、アルバム発表ごとに、200万ドルの報酬金を受取るという破格の条件であった。しかしプリンスにとっては、今まで以上に作品に規制が掛かり、自分が望むような自由な活動が出来ない事に不満が溜まり、お互いの信頼関係が崩れ始める。同年、独自レーベルのペイズリー・パーク・レコードが、プリンス以外のアーティストのセールス低迷などを理由に閉鎖。それと同時にインディーズレーベルとしてNPGレコードを設立する。

その後、ワーナー・ブラザーズとの契約消化の為にハイペースでアルバムを発表し続ける事になる。

その際にプリンスはその名を捨てる。前作アルバムのタイトルであるシンボルを自らの名とした。このシンボルは、男性(♂)と女性(♀)を融合させたもので、錬金術の記号にルーツを持つという。しかしプリンスはこのシンボルに対しての読み方を特に決めなかったため、彼の名前を音声で伝えることが不可能になった。結局ラジオDJなどはシンボルマークを指して、「元プリンス」(the Artist Formerly Known As Prince=かつてプリンスと呼ばれたアーティスト、かつてプリンスとして知られたアーティスト)と呼んだ。さらに略して単に「アーティスト」(The Artist)とも呼んた。

この時期から2000年代にかけて、プリンスは多くのライヴをこなしている。ライヴ会場は大きなアリーナだけではなく、小さなクラブで深夜にごく少数の観客を集めて行われている。入場者は5人から2500人というような小規模なライヴは、ときおりペイズリー・パーク・スタジオでも行われたという。

ディスコグラフィー

いまだに衰えを知らぬ創作活動、および数千曲とも言われる膨大な楽曲ストックを後ろ盾に、そのアルバムのリリースパターンはデビュー以来一貫して「年(最低)1作品」が原則である(唯一、1983年のみツアー活動、および映画制作等の関係でリリースが見送られている)。

オリジナルアルバム

フォー・ユー - For You(1978年)
愛のペガサス - Prince(1979年)
ダーティ・マインド - Dirty Mind(1980年)
戦慄の貴公子 - Controversy(1981年)
1999(1982年)
パープル・レイン - Purple Rain(1984年 - サウンドトラック)
アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ - Around The World In A Day(1985年)
パレード - Parade(1986年 - サウンドトラック)
サイン・オブ・ザ・タイムズ - Sign 「☮」 The Times(1987年)
LOVESEXY - Lovesexy(1988年)
バットマン - Batman(1989年 - サウンドトラック)
グラフィティ・ブリッジ - Graffiti Bridge(1990年 - サウンドトラック)
ダイアモンズ・アンド・パールズ - Diamonds And Pearls(1991年)
ラヴ・シンボル - Love Symbol(1992年)
Goldnigga(1993年 : New Power Generation 名義)
ビューティフル・エクスペリエンス - The Beautiful Experience(1994年)
1-800-NEW-FUNK - 1-800 NEW FUNK(1994年 - コンピレーション)
COME - Come(1994年)
ブラック・アルバム - The Black Album(1994年, 録音は1986〜1987年)
ゴールド・エクスペリエンス - The Gold Experience(1995年)
Exodus(1995年 : New Power Generation 名義)
ガール6 - Girl 6(1996年 - サウンドトラック)
カオス・アンド・ディスオーダー - Chaos And Disorder(1996年)
イマンシペイション - Emancipation(1996年)
クリスタル・ボール - Crystal Ball(1997年 - 未発表曲集)
The Truth(1997年)
Kamasutra(1997年 - インストルメンタル : NPG Orchestra 名義)
ニュー・パワー・ソウル - Newpower Soul(1998年 : New Power Generation 名義)
1999: The New Master(1999年)
ザ・ヴォルト~ オールド・フレンズ・フォー・セール - The Vault: Old Friends 4 Sale(1999年 - 未発表曲集)
レイヴ・アン2・ザ・ジョイ・ファンタスティック - Rave Un2 The Joy Fantastic(1999年)
Rave In2 The Joy Fantastic(2000年)
レインボウ・チルドレン - The Rainbow Children(2001年)
One Nite Alone(2002年)
One Nite Alone… Live!(2002年 - ライヴアルバム)
Xpectation(2003年 - インストルメンタル : NPG Music Club ネット配信)
N・E・W・S - N.E.W.S(2003年 - インストルメンタル)
ミュージコロジー - Musicology(2004年)
The Chocolate Invasion(2004年 - NPG Music Club ネット配信)
The Slaughterhouse(2004年 - NPG Music Club ネット配信)
C-Note(2004年 - ライヴアルバム : NPG Music Club ネット配信)
3121(2006年)
プラネット・アース - Planet Earth(2007年)
LotusFlow3r(2009年)

編集者 xtralovable (2009年 12月 26日 16:40)

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