バイオ
デトロイトの床屋を溜まり場にしていた
ジョージ・クリントンとその仲間たちが、
58年にパーラメンツというコーラス・グループを結成
—これがPファンク軍団の長い歴史の始まりとなった。
後に彼らは、ブラック・ロックを演奏するファンカデリックと、
ファンク中心のパーラメントというふたつのグループに分派されるようになる。
パーラメントとして発表されたアルバムは、70年の『オズミウム』が最初だった。
その後クリントン親分を慕って、
JB’s一派からメイシオ・パーカーやフレッド・ウェズリーによるホーン・セクション、
さらにブーツィー・コリンズ(b)らが馳せ参じ、
オリジナル・メンバー(ファンカデリック/パーラメント)のバニー・ウォーレル(key)らと合流、
一大ファンク軍団を形成する。
派手なコスチュームに身を包み、
ストリートの出来事を宇宙という舞台に移してアメコミ的に描いた
“スペース・オペラ」とでもいうべき音世界を展開。
ラッパーの元祖とも言われるクリントンの歌(というより語り)を中心に、
ウォーレルの空間を奇妙にねじ曲げるようなキーボードの音色、
ブーツィーのドス黒さ全開のベース・ライン、
そして多彩なシンガーたちによるヴォーカル&コーラス……
それらが織り成す、クールなファンクネスを表したサウンドは、
主に黒人社会に受け入れられる。
それは、同時期に活躍した、
ファンタジックな音世界を標榜して白人にもアピールした
アース・ウィンド&ファイアーとは対照的な様相だ。
—以後も、メンバーを激しく出入りさせながら、傑出した作品を次々と発表。
ブラック・ミュージック・シーンにおいて絶大な影響力を誇るようになり、
そして70年代のファンク・ミュージックを代表するグループになったのである。
現在では、パーラメント、ファンカデリックを統合した
Pファンク・オールスターズ名義で活動。
サウンド面/思想面の両方において、
多くのヒップホッパー/トラック・メイカーから絶大なるリスペクトを受けている。
編集者 hi60 (2011年 11月 28日 17:12)
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