NUMBER GIRL

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ナンバーガール (NUMBER GIRL) は、1995年8月に福岡で結成され、2002年9月に解散したオルタナティヴ・ロックバンドである。7年間という決して長くはない活動期間であったが、日本のロックシーンに与えた影響は大きく、近年でも多くのミュージシャンからリスペクトするバンドとしてあげられている。

向井が宅録時代に名乗っていたユニット名が「ナンバーファイブ」(The Beatlesの編集盤から命名)であり、その後バンドメンバーを募集したときのベースとドラムがやっていたバンド名が「カウガール」(Neil Youngの名曲から命名)であった為、これを合体させたものだと思われる。

97年11月、福岡のインディーレーベル、automatic kiss からファースト・アルバム「School Girl Bye Bye」をリリース。福岡時代の総決算とも言えるこのアルバムは、その後の作品と比べ、歌詞、メロディーともに明るくポップな仕上がりとなっている。またOmoide In My Head や Iggy Pop Fanclub などバンドを象徴する代表曲が収録されていることからも、ファースト・アルバムから彼らのスタイルが確立されていた事が伺える。

98年に上京したナンバーガールは東京でも1年目から40本近いライブを行い、翌年にはアメリカ・オースティンでのライブも成功させている。また、前途のSCHOOL GIRL BYE BYEを東芝EMIのスタッフが購入した事がきっかけとなり、ナンバーガールは東芝EMIと契約、99年5月に、メジャーデビューシングルとなる「透明少女」を発表し、99年7月にはメジャーファーストアルバムとなる「School Girl Distortional Addict」を発表する。より激しく、より重くなったサウンドの中、東京に住み始めた影響からか詩に「妄想都市」、「よみがえる性的衝動、繰り返される諸行無常」など、向井ワールドの中核とも言える単語が登場し始めた点も注目である。その後ライジング・サン・ロック・フェスティバル 参加や、bloodthirsty butchersとのツアーを経て、ナンバーガールライブシリーズ「Distortional Discharger」を遂行、その最終日のライブをそのまま収録したライブアルバム「シブヤROCKTRANSFORMED状態」をリリースし、唯一無二のライブバンドであることを世に証明した。

2001年の末頃、ナンバーガールはスタジオ盤としてはラスト・アルバムとなる「NUM-HEAVYMETALLIC」のレコーディングを開始する。デイヴ・フリッドマンを再びプローデューサーとして向かえたこのアルバムは、年をまたいでの2度にわたる渡米の末、完成をみた。本作の1曲目はディレイのかかったメタリックなギターのリフ、和太鼓を彷彿させるかのようなダブミックスが施されたドラム、さらには日本民謡風メロディーの組み合わせで構成されており、前作から垣間みられた「和」のテイストが解放されたことを リスナーに実感させた。また、シングルとなった「NUM-AMI-DABUTZ」では向井による、現代社会=冷凍都市の痛烈な描写がラップ調で歌われ、ユニークな世界を作り出すことに成功する。「和」や「ラップ」といった新しい要素の多くは、現在向井が率いるバンドZAZEN BOYSに受け継がれさらなる発展を遂げる事となる。

2002年4月、「NUM-HEAVYMETALLIC」をリリースしたナンバーガールは全国ツアーを行うも、同年9月にオフィシャル・ウェブサイトにて突然の解散を発表する。解散の理由として「ベースの中尾から別にやりたいバンドがあり、ナンバーガールを脱退を要望。メンバー及びスタッフで話した結果、中尾、田渕、イナザワ、向井の4人でナンバーガールであるという共通の意思が強かったから」という説明が発表されている。
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