バイオ
1987年にオリジナルメンバーのデイヴ・コンウェイ (Dave Conway)とティナ (Tina) が脱退し、ビリンダ・ブッチャーとデビー・グッギが加入。その後、ノイジーなギターサウンドと、甘く脱力的な歌い方とメロディーを融合させた独自のサウンドを創造する。彼らのそうしたスタイルは、のちにライドやチャプターハウスなど「シューゲイザー」と呼ばれる多くのフォロワーを生む。
1991年にクリエイションから発売されたアルバム『ラブレス - Loveless - 』(旧邦題は「愛なき世界」)は世界各国でヒットし、広く評価された。このアルバムはシューゲイザーの代名詞的な傑作として不動の地位を得ている。その独創的な音楽は現在も世界中のアーティストに多大な影響を与え続けている。
その後、メジャーのアイランドに移籍をするが、コンピレーションアルバムに1曲提供したのみでアルバムのリリースはなかった。現在もバンド本体は活動していないが、ビリンダはヒップホップ・ユニットにフィーチャーされ、ケヴィンは他のバンドのリミックスやプロデュース、プライマル・スクリームのサポートギタリストやソロ名義での楽曲発表などを行い(映画『ロスト・イン・トランスレーション』のサントラに収録)、そしてデビーはSnowponyでベーシストとして活躍している。
メンバー
* ケヴィン・シールズ Kevin Shields/ボーカル、ギター
* コルム・オコーサク Colm O’Ciosoig/ドラム
* ビリンダ・ブッチャー Bilinda Butcher/ギター、ボーカル
* デビー・グッギ Debbie Googe/ベース
アルバム
* イズント・エニシング Isn’t Anything/1988年
* ラブレス Loveless/1991年
シングル
* ギーク geek/1985年
* The New Record by My Bloody Valentine/1986年
* サニー・サンデー・スマイル sunny sundae smile/1987年
* ストロベリー・ワイン strawberry wine/1987年
* エクスタシー ecstacy/1987年
* ユー・メイド・ミー・リアライズ you made me realise/1988年
* フィード・ミー・ウィズ・ユア・キス feed me with your kiss/1988年
* グライダー glider/1991年
* トレモロ tremolo/1991年
「ユー・メイド・ミー・リアライズ」、「フィード・ミー・ウィズ・ユア・キス」、「グライダー」、「トレモロ」の全曲と未発表曲を収録した2枚組CD。2004年に日本のみで発売予定で未発表曲の曲目まで公開されていたものの、発売が無期限延期になる。事実上の発売中止。
レーベルの移籍、沈黙、そして再始動
1990年代始まりにレーベルをクリエイションからアイランドに移籍した。これは、アルバム『ラブレス』の制作費が25万ポンドかかり、クリエイションが倒産寸前になり、人間関係が悪化したからと言われている。インディ系レーベルの作品としては多額の制作費であったものの、ケヴィンの偏執的かつ夢想的な精神が見事に具現化された『ラブレス』を聞いたブライアン・イーノは、同作品を「ポップのニュー・スタンダード」と絶賛した。しかし移籍後はアルバムを出していない。ケヴィンの完璧主義が理由として挙げられている。新作とライヴ活動の再開の話が度々メディア上に出てくるものの、これまでそれらが実現したことはなかった。しかし2008年夏にイギリス、及び日本(フジロックフェスティバル)でライヴを行うことが発表されている。
編集者 takaem (2008年 03月 23日 04:50)
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