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シアトル近郊の州都オリンピアでロックシーンの支配者だったキャルヴィン・ジョンソン(Calvin Johnson)が率いたバンド。結成は83年で、なんと84年に来日公演を敢行している。

インディ・レーベルKの設立者であり、KAOSというラジオ局のDJであり、地元ロック系ライヴのプロモーターだったキャルヴィンは、カート・コバーンも当時住んでいたオリンピアのロック・シーンの王様だった。インディ主義者でパンク・ロック的なポリシーを独裁者のように打ち出していった。彼の支持者はキャルビン派と名乗っていた。

しかし、このバンドの音楽性はというと音楽ジャンルとしてのパンクとはかけ離れたもの。ヘロヘロでしょぼいギター、やる気もエネルギーーも感じさせないヴォーカル、音はインディらしくチープで歌も演奏も下手。オマケにこのバンドにはベースがいない。まさに脱力感が満載のロー・ファイという言葉がよく似合う。

キャルヴィン・ジョンソンこんなことを書くとパンクとは無縁の最低のバンドだと思われるかもしれないが、彼等が提示したのは自分でやるというDIY精神、既存のルールや価値観に縛られる必要は無い、楽器の演奏技術は魂より劣る二次的なものでまずはギターを手に取れ!といったパンク精神そのものだったのだ。

バンドはもうすでに存在していないようだが、キャルビンはソロアルバムをリリースしている。
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