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内公的宇宙ユニット

Root Of Sorrow
Rattan Chair lyric.

森には魔法がかかっていると聞いた事がある。
大きな大きな黒い森のそばに僕の家はあった。
待ちに待った春休み大きな空に雲1つない青空のその日
僕は大好きなおじいちゃんの家に遊びに行く事にした。
僕はおじいちゃんの話を聞くのが大好きだった。
おじいちゃんがまだ若かったころの話。
とくに戦争の話なんかはいつもドキドキした。
お母さんは僕がおじいちゃん所へ通うのをあまりよく思ってないらしい。
おじいちゃんは少し高目の丘の上にある昔の激戦地だった村に僕たちとは、別れて今でも住んでいる。
いつもきゅうくつそうな籐椅子に座って僕を待っていてくれるんだ。
そこは風とうしも良くてとても静かなところだった。
村の人達はみんなあまりおじいちゃんの家に近づかないみたいだ。

その日もおじいちゃんは丘を駆け上がり息を切らせて入ってきた僕を
小さく笑って向かえてくれた。
僕はお気に入りの部屋の隅っこに座っておじいちゃんの話が始まるのを待ってる。
話をしている時のおじいちゃんはいつもどこか僕じゃない所を見てるみたいだった。

たまに大きな声を出したりして僕は少し怖いけどおじいちゃんの話は
まるで僕までそこにいるみたいな感じがして大好きだった。
その日おじいちゃんは古くから伝わる、ある伝説を教えてくれた。
おおあさむし
その虫はおおあさむしって言った。
森の深い所にある一本のとてもとても大きな木
昔の人はみんなその木を感傷の木と呼んでいたらしい。
おおあさむしは普段はその木のねっこに住んでいる。
虫は夜行性で夜になると餌を取りに外に出てくる。
そして餌を食べる時その虫はとてもとてもきれいな声で鳴くらしい。
虫の話は伝説としてこうして残っているけど
実際に誰かが捕まえたっていうような話は
おじいちゃんも聞いたことはないみたいだ。
おじいちゃんは最後に1つの歌を教えてくれた。
僕にはその歌の意味はよく分らなかったけど
言い聞かせるおじいちゃんのしずかな声が
なんだか耳から離れなかった。
おじいちゃんの家を出ても、興奮は治まらなかった。
僕は昔から虫が大好きで家には虫の図鑑だって何冊も持ってる
だけどおおあさむしなんて今まで聞いた事が無かった。
餌っていったい何を食べているんだろう?
鳴き声の話は?

この事を話たくってうずうずしていた僕は
家に帰ると真っ先にお母さんの所へ行った。
そして夢中で虫の事を話したんだ。
だけどおかあさんは虫の事を聞くとみるみる怒り出して
遮るように大声で怒り出した。
おかあさんは僕にはわからない言葉を立て続けに何度も繰り返した。
基地外?基地外ってなんだろ?誰の事だ?妄想って?
おじいちゃんはあんなに優しくってお話だってあんなにあんなに面白いのに
僕はおかあさんがおじいちゃんの事を悪く言うが嫌で夢中でわめいていた。
その時僕がなにを言っていたのかなんてもう思い出せないけど
だけどなぜかおかあさんの顔がずっと悲しそうでそれだけが忘れられなかった。
僕はある事を決意した!森に虫を捕まえに行こう。
むしゃくしゃしていたのもあるのかもしれない。
お母さんはいつも僕に夜の森には絶対に近づくな
と言っていたけど、だけどそんな事より、まだ誰も捕まえた事のない虫
おおああむしを僕が捕まえてやるんだ。その気持ちが逸った。
その日の森は何日か前に降った雨で土はぬかるんで空気は冷たく濡れていた。

少し怖くなった僕はおじいちゃんに教えられた歌を繰り返しながら
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