バイオグラフィー
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活動期間
1970 ~ 1998 (28 年間)
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メンバー
- 木村充揮 (1970 ~現在)
憂歌団(ゆうかだん)は、大阪出身のブルース・バンド。
内田勘太郎(g)、木村秀勝(vo&g)、
島田和夫(dr)、花岡憲二(b)の4人は、
73年頃から京都で起こったブルース・ムーヴメントのなかで、
他のエレクトリック・ブルース・バンドに混じりアコースティックな持ち味を発揮。
75年10月にショーボートからリリースされたファースト・シングル
「おそうじオバちゃん」の問題的な歌詞により一週間で放送禁止となり衝撃のデビューを果たす。
この処分を不服としたバンドは、後に「お政治オバチャン」というアンサーソングを作り、表現を規制しようという圧力を痛烈に笑い飛ばした。
同年11月にファースト・アルバム『憂歌団』をリリースし、
この頃から東京でもライヴを敢行。
以降、マディー・ウォーターズやRCサクセション、
シーナ&ザ・ロケッツ、ビギンといったアーティストたちとのジョイントやCM音楽の制作、
はたまたアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の主題歌を手がけるなど幅広く活動する。
「天使のだみ声」とも呼ばれる。酔いどれているような木村のヴォーカルは、
ふらふらと漂いながらも曲にしっかりとした息吹を吹き込み、
聴くものの背筋を震撼させるような圧倒的なパフォーマンスを展開。
また、そのようなストレートなブルースのみならず、
ブギウギやレゲエ、カリプソ、沖縄音楽などにも接近し、
不変のラインナップで世代を問わず人気を博す。
98年に突然の休業宣言。2012年にはドラマーの島田和夫が生活苦からか「もう生きていけない」と自殺してしまった。
彼らの魂の叫びを再び聴ける日はいつになるだろうか。
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